アフガン・イラク・北朝鮮と日本
掲示板言論の推移2
−北朝鮮「拉致・人権査察」実現試論

  「拉致・人権査察」実現の方法論




ご意見募集中!
  • 「国際世論の力で北朝鮮の民主化と拉致問題の解決が図れないか」「その為にはどんな方法があるか」を考えました。そのためにまず、下記の「投稿用サンプル」の文章を拉致・人権・平和問題の掲示板に投稿し多くの意見を集約していきます。その中で北朝鮮「拉致・人権査察」実現の方途を探求しようと思っています。
(投稿用サンプル)
Title:北朝鮮「拉致・人権」査察の可能性について
HN:社会主義者

 はじめまして。私は、北朝鮮の個人崇拝・人権抑圧・軍国主義・食糧危機・拉致被害・脱北者問題などに対して、左翼の立場から批判している者です。ブッシュが、かつてのアフガンや今のイラクで行っている先制攻撃・報復戦争ではなく、
《国際法や国連決議(安保理決議含む)などで世界の世論を背景に北朝鮮を追い詰める方法はないものか》いろいろ調べているところです。
 ただ、追い詰めるといっても、例えば国際刑事裁判所(ICC)に金正日を告訴しても、北朝鮮はICC条約に非加盟なので、どれだけ有効か正直言って疑問です。国際人権規約(北朝鮮はA・B規約とも加盟)違反で告発する方法や、(日本政府が実際行った様に)国連人権委員会の作業部会に拉致問題解決を要請する方法も、はたして金正日政権への有効な圧力にどれだけなるか?あと、北朝鮮人民の覚醒が実際のところずっと先の話だとしても、総連・民団の枠を超え祖国「盲従」の呪縛から解放された在日の声(今は確かに少数かもしれないが)をどう広げ組織していくか等(今のところこれが一番現実的な方法かも…)
 
上記《 》の内容について、何かヒントや提案等ありましたらご意見お願いします。
 

  掲示板への投稿を終えて

  • 雑感(3/20日)
    • 投稿前に一応各サイトの投稿規程には眼を通したが、どうしてもただ機械的に投稿数をこなしていく感じになる。各サイトのコンテンツは殆ど見れていない。なんか、各サイトを情報収集に利用しているだけみたいな気がしてきて、ジレンマに陥ってしまった。
    • 平和・人権サイトへの投稿でも、やはりURLやメルアド入力については一長(情報収集)一短(セキュリティ上の不安)がある。入力が義務付けられているサイトは仕方が無いが。どれだけ意見が集約できるか全然わからないし、変な荒らしに合うのも嫌なので、一旦これで投稿は止めて様子を見る事にする。
    • 今日、アメリカのイラク攻撃が始まった。18:30〜20:30までビデオ店のレジのバイトに入ったが、雨の日・寒波の日でもないのに一人も入店客が無かった。みんなNHKの特別ニュース番組を見ていたのだろう。
    • こんな情勢なので、掲示板もイラク問題に関する投稿が多かった。イラク投稿=反戦派、北朝鮮投稿=戦争やむなし派、でも無い筈だが・・・。

  出された意見について 1次中間集約(要旨とコメント) ('03.3.26.更新)

※集約状況: 送付先10/レス有6 (前項の印の掲示板・・・ご協力ありがとうございました
※下記の黒丸はレスの要旨、その下の白丸は私のコメントです。「ほぼ同じ意見や、それ以上の答えを見出せておらず今はコメントしようのない」レスについてはコメントは割愛しています。  

  • 日本政府と国連人権委員会代表同行の上で拉致被害者を一旦北朝鮮に返して数日滞在させる。日本は「一時帰国」の契約破棄を詫びた上で北朝鮮に拉致問題完全解決と国際条約の履行を迫る。拉致被害者の日本再帰国は本人の意思を最優先する。
    • 北朝鮮に対する見方が甘い。一旦北に返してしまったらもう戻ってこれないかも・・・。
  • 現実的提案かどうかわからないが、市民の立場からは積極的に主張していくべき。
  • 話題が政治的になればなるほど在日当事者の発言が少なくなっていく。(某サイト管理人)
    • 私、ちょっと考えさせられました。在日の方の心の中の、窺い知ることのできない憤怒、寂寥感といった物があるのか・・・。私ごときがコメント出来るものではないのかも。
  • イラクや北朝鮮で反対勢力が育つのを待つ事は出来ないんだろうか?どんどん情報を北朝鮮に輸出してしまう方法など・・・。
    • 例えば、(別サイトの)ある投稿者の方が言っていた、100円ラジオを風船で北に飛ばすアイデアなども、実現可能性は別にしても検討の余地はあると思います。今、米軍がイラクで大量配布しているような反フセイン・ビラなども・・・。
  • 北朝鮮民主化は相当難しい。数十年の全体主義体制下で飢餓状態にある国民にそんな余裕はないかも。民主化の次には南北統一も射程に上がってくるが、このコストも莫大。
  • まず日本国内で出来る事は、朝鮮総連や民族学校の民主化と、脱北者のケア。
    • 北の解放は最終的には朝鮮民族にしか出来ない訳だし、私も「総連などの民主化」が地味でも一番必要な事だと思っている。が、前述の「窺い知ることのできない憤怒、寂寥感」にぶつかってしまうと・・・何とも言えなくなる。
  • 国際刑事裁判所(ICC)、国連人権委員会への北朝鮮人権状況の告発
    • これは日本が率先して「これでもか」と言うほどすべき。北朝鮮への先制攻撃や対米盲従については国民の意見が分かれるが、標記の意見については大多数の国民が同意できるのでは。
    • ただ、ICC条約に加入・批准するには戦時国内法(有事法制)の整備が不可欠、との意見も以前あった。うーん、ここでちょっと考えてしまう。今の日米安保の下で有事法制が制定されたら、事は北朝鮮だけで終わらないと言う危惧がある(イラク、ソマリア、コソボに徴用されるかも)。できれば現行法規で対応できないか・・・が正直な気持ち。
<1次中間まとめ>
  • 日本政府に最低限、要求すべき事
    • 国連・NGO諸機関でのあらゆる局面での拉致問題と人権問題の顕在化。「拉致・人権査察」実現に向けてのロビー活動。
    • 北朝鮮政府への断固たる拉致被害者返還・国内での人権抑圧停止要求。
  • 自分達にも出来る事
    • インターネット上での啓発・広報活動、署名、募金、集会参加など。これらすべてはとても無理ですが、自分が納得でき可能なところから徐々にやっていこうと思います。

  「拉致・人権査察」実現のための参考資料

☆「北朝鮮における民主主義の確立をめざすHPより
北朝鮮における民主主義の確立を目指すHP
(在日コリアン科学的社会主義者ネットワーク)
http://www.asahi-net.or.jp/~dt9k-iwmt/

『北朝鮮を知りすぎた医者』 ノルベルト・フォラツェン
草思社 2001年6月14日(第6版)より

◆国連・国際司法裁判所に宛てた告訴状「金正日を訴える」(二〇〇一年二月二十三日)

●国連・国際司法裁判所に宛てた金正日告発の請願書

 世界市民として我々は、北朝鮮市民と中国から本国へ送還された政治的・宗教的難民に対する計画的、徹底的、間断ない犯罪の容疑で、国連刑事裁判所が金正日を告発するよう要求する。

 人権に対する犯罪は、過去一〇年以上にわたって十分に立証されてきた。以下にあげるのは、今日でもなお続いている迫害の代表的な例である。

一、二〇万人以上の無実の北朝鮮人が北朝鮮の強制労働収容所に不当に投獄され、基本的人権を剥奪されている。

二、判決の対象となるのは、被告の家族も含む。

三、一九八七年十一月二十九日、金正日は、大韓航空機八五八便の爆破を命じ、一一五人を殺害した。

四、一九八三年、金正日は、ビルマ〔現ミャンマー〕のアウンサン廟の爆破を命じ、韓国の外務部長官等一七人を殺害した。

五、二〇〇万人以上の北朝鮮人が餓死した。

六、ほぼ四五四人の韓国人を北朝鮮へ拉致した。

七、一〇人の日本人をも拉致した。

八、安承運師(一九九五年)、張セチョル(一九九九年)、金ドンシク師(二〇〇〇年)を拉致した。

九、二〇〇〇年には、二〇万人を超える北朝鮮人が政治的・宗教的理由で難民として、モンゴル、ロシア、ベトナム、ミャンマー、その他の隣接する国々に庇護を求めて、中国に逃れ滞在している。その人々が、中国によって北朝鮮本国に送還され、拷問、投獄、処刑などの迫害に苦しめられていることは、今や周知の事実である。

 金正日による非人道的迫害は、国連によって抗議され、国連裁判所で法に照らして処断されなければならない。彼が、国際的な犯罪者・テロリストとして告訴されるまで、我々自由世界の市民は告訴要求を続ける。したがって、我々はここに、連帯し、告訴を要求する。



●国連刑事裁判所に宛てた金正日に対する要請書

 基本的人権を尊重する我々世界市民は、沈黙を破って、金正日とその政権が北朝鮮と世界市民に対して犯した犯罪に関して、国連刑事裁判所が裁判を行なうよう要請する。

 現在、二〇万人を超える北朝鮮人民が、低い生活基準に抗議したか現政権を批判したというだけの理由で、政治犯刑務所に投獄されている。また、およそ四〇万人が同じ理由で逮捕され、その結果死亡したことが知られている。我々は、こうした北朝鮮の人々に表現と思想の自由が与えられるよう、国連裁判所に訴える。さらに、北朝鮮がいわゆる「三世代処罰法」を廃止することを強く求める。同法律は、被告だけでなくその直接の家族もまた処罰の対象とするものである。

 世界は、北朝鮮において過去五年間におよそ二〇〇万人が飢餓と病気により死亡したのを見てきた。飢餓を逃れ食糧を求めて近隣諸国へ逃げこんだ人々は、捕らえられて本国に送還されている。北朝鮮に返されれば、国賊という烙印を押され、政治犯刑務所に投獄されるか強制労働収容所に送られる。現在、二〇万人以上の人々がなんとか祖国を逃れ、中国、モンゴル、ロシア、べトナム、ミャンマーなどに散らばり、絶望的な状況で、自由と新しい生活を得るべく避難場所を探している。もし彼らが捕らえられ送還されたとしても、救われるよう国連裁判所に要請する。

 悪名高き金正日とその政権は、一九八七年十一月二十九日、大韓航空機八五八便を爆破し、罪のない一一五人の命を奪って、世界を驚愕させた。爆破の担当者である金勝一は自殺した。もうひとりの金賢姫は逮捕され、その後、爆破は金正日が命令し指揮した作戦だったと告白した。一九八三年には、韓国大統領、全斗煥がビルマのアウンサン廟を訪ねたおり、北朝鮮政府によって仕掛けられた爆弾が一七人の外務部長官等を死にいたらしめた。北朝鮮のテロリスト政策は、金日成から金正日ヘと受け継がれているのだ。また、北側は、実業家、芸術家、学生、漁師など四五四人の韓国人を拉致したとされている。一〇人の日本人も拉致されている。拉致犯である辛光洙は、拉致されたひとりである原勅晃氏のパスポートを使って韓国に潜入し、一九八五年に逮捕された。一九九七年、北朝鮮の工作員が新潟県の女子中学生失踪事件について証言した。さらに、一九九五年には安承運師が、一九九九年八月には実業家の張セチョル氏が、二〇〇〇年一月には金ドンシク師が、北朝鮮の手によって中国から拉致された。我々は、国際的テロを行なう金正日とその政権が世界に対して謝罪し、すみやかにすべての被拉致者をそれぞれの国や家庭に戻すよう要求する。

 長年にわたる飢饉と経済的な困窮にもかかわらず、北朝鮮人民軍は栄養状態がよく、厳しい軍事演習を行なうことで知られている。だから、世界じゅうから北朝鮮に寄せられる援助物資が、援助者の意図しないところで意図しない目的に使われてきたとわかっても、驚きはしない。そうした援助は、金正日テロリスト政権に燃料を注ぎこむかっこうになっているのだ。今なお海外からの援助物資が届かないからこそ、北朝鮮の人々は飢餓から逃れようと必死で食糧を求めて国境を越えているのだ、と言いたい。今や、世界市民は、この不法な行為に無言の承認を与えるのはやめるべきである。海外からの援助物資の不当な配給を中止すべきである。北朝鮮の貧窮する人々の手に、確実に援助物資が届くよう、新たな輸送法を開拓することを強く主張する。

 金正日とその政権による人間性に対する暴挙は、ピノチェトやポル・ポトのそれをはるかに超えている。彼らが、みずからの悪しき行ないを認め後悔し、世界に対して謝罪するまで、我々自由世界の人間は、彼らに対する闘いを停止することはない。ゆえに、我々は、この宣言によってみずからの自由意志に基づく追及の決意を表わすために署名を集めるつもりである。
☆国際司法・訴追に関するHP
☆藤井教授のHP「北朝鮮問題を考える」より

金正日体制を国際法廷に!
http://ifujii.com/kinicc.html
 

 金正日体制を全人類のヒューマニズムの視点と連帯で崩壊させる手だてをともに工夫してください。ヒトラー体制はみずからしかけた戦争でいわば自壊しましたが、ソ連のスターリン体制、ネオ・スターリン体制は「偉大なる領袖・指導者」の死によってしか、崩壊への道は開かれませんでした。スターリン体制による人民にたいする圧制・暴虐を人類は阻止できませんでした。19世紀以前の専制君主政治にも匹敵する金正日体制を世界は許しておいていいでしょうか? 世界には立派な人権規範があります。なんらかの制裁措置をも辞さない国際世論の力で金正日体制から、日本人拉致被害者をはじめの圧制に苦しむ朝鮮人民を救う手段はないものでしょうか。

 このページでは、その問題を検討するためのデータ・サイトを集めてみました。

 読者の寄稿を期待します。覆面で投稿する「掲示板」は無責任な言辞が横行する場になりやすいので、そのような「掲示板」は用意しません。寄稿用の「意見交換の広場」を設けます。寄稿はE-mailでお寄せください


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